学力は三つの力で

脳の働きというのは、三つの力が備わって

脳の働きというのは、三つの力が備わって、学ぶ力に結びついていきます。その三つの力とは、集中力・記憶力・持続力の三つです。では、この三つの力をどうすれば高めていけるのでしょうか。脳に集中力を与えてくれるのは、網様体という器官です。この網様体というのは、周囲の雑然とした環境の中から、自分に今必要な情報だけを選択できるという能力を備えているのです。そして、必要な情報を選んだらそれを大脳に送信するという役割も持っています。網様体の機能が低くなってしまうと、大脳に送信する信号が弱くなってしまいます。すると、意識的にもはっきりしなくなり、「ボンヤリ」してしまうことになるのです。こうなると、記憶力も芳しくなくなります。いわゆる「頭の回転が速い」とはいえなくなるわけです。ところで、この集中力を持続させるためには、どうしたらいいのでしょうか。それには、筋肉の力が必要です。よく運動する子が頭もいいのは、そのため、といってもいいでしょう。このとき、何も運動が特別によくできなければならないというわけではありません。ですから、勉強のためにスポーツクラブに通わなくてもいいわけです。警戒しなければならないのは、勉強ばかりして、外遊びやスポーツをしないこと、です。ある研究でも、スポーツをしたあとに勉強をさせると、能力がいつもよりアップしたという報告があります。最近は、ゲームなどに没頭して、外遊びをする子供が減ったというような印象があります。買い物に一緒に連れて行って、少し重いものを持たせるなどの負荷をかけてあげるようにすると、筋肉を動かすことができるでしょう。